AC/DCのアンガス・ヤングが語る、引退の可能性とマルコム・ヤングの健康状態

DAVID FRICKE | 2016/08/06 12:00

| Photo by Roger Sargent/Getty Images |



ー マルコムのギターには、どんなことがあっても前に進み続ける彼の人間性が滲み出ていたと思います。

マルコムはいつだって、俺にとって頼れる兄だった。俺はスタジオで思うようにギターサウンドが作れないと、イラついてすぐ投げ出してしまうんだ(笑)。そんな時、マルコムはあっと言う間にビッグでファットなサウンドを作ってくれて、俺を驚かせてくれたもんさ。

ー マルコムがステージに立てなくなった今、バンドを続ける意味について考えることはありますか?

ないと言えば嘘になるね。でもマルコムなら、きっと最後まであがき続けると思うんだ。バンドが危機を迎えている今、彼ならこう言うはずさ。「やるべきことをやるだけだ。曲を作って演奏する、それが俺たちの仕事だ」そうやってバンドを引っ張ってきた彼の意思を、俺は引き継がなきゃいけないと思うんだよ。誰よりも長くマルコムと活動を共にしてきた俺には、その責任があるんだ。

ー ご自身の今後についてはどうお考えですか? あなたはAC/DC以外のバンドに所属したことはないですよね。

その通りだ。今後については、現時点では何も考えてないよ。今は進行中のツアーをやり遂げることに集中したいんだ。ツアーが終われば、嫌でも今後のことを考えるに違いないからな。やると決めたことをひとつずつこなしていく、それが俺たちのやり方だし、一番性に合ってるんだよ。

俺とマルコム、そしてボンの3人でバンドを始めた頃から、それは少しも変わっていないんだ。時間どおりに会場に到着し、昼間はパブで、夜はクラブで演奏する。「働かざるもの食うべからず」、それが俺たちのモットーなんだよ。

ー 誰か一緒にプレイしてみたいアーティストはいますか?

たくさんいるけど、残念ながら皆あの世にいるんだよ(笑)。でもキース・リチャーズとは何か一緒にやってみたいね。彼にはマルと共通するリズムがあるんだ。


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Translation by Masaaki Yoshida

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