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AC/DCのアンガス・ヤングが語る、引退の可能性とマルコム・ヤングの健康状態

DAVID FRICKE | 2016/08/06 12:00

| Photo by Roger Sargent/Getty Images |

アンガス・ヤングが、実兄マルコム・ヤングの健康状態、アクセル・ローズ加入の経緯、そして自身の引退の可能性について語る。

「バンドのことを知らない人は、『このオッサンは学生服なんか着て何考えてんだ?』って思うんだろうな」今年で61歳になるAC/DCのギタリスト、アンガス・ヤングはそう話す。「遠くからだとすごく若く見えるって言われたことがあるよ。でも間近で見れば、ただのくたびれたオヤジさ」そう話すヤングは確かに消耗しているように見える。9月20日にフィラデルフィアで千秋楽を迎えるワールドツアーをめぐる様々な不安要素は、その大きな理由となっているに違いない。AC/DCがツアーに出るのはこれが最後になるという噂もある。

しかしヤングは、ヴォーカルのブライアン・ジョンソンが深刻な聴覚障害を理由にライブの現場から引退を決めたこと、その代役としてガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズが加入した経緯、自身がツアーに参加するのはこれが最後と宣言したベーシストのクリフ・ウィリアムズに対する思い、そしてバンドの元ギタリストであり、現在は認知症と闘病中の実兄マルコムの健康状態について、誠実かつ前向きな姿勢で語ってくれた。「マルコムとまともな会話を交わすのは難しい状況だよ」アンガスはそう話す。「話しかけてみても、ちゃんと伝わってるかどうかはわからないんだ。でも多くのファンが彼を恋しく思ってるってことは伝えてるよ」

ー アクセルは奔放な人物です。彼を迎え入れるにあたり、決められた時間どおりに行動するなど、バンドのルールを強要しなくてはなりませんでしたか?

うまくやってるよ。彼はしっかりと責任を持って行動している。俺たちはツアーに出る前に腰を据えて話し合い、演奏する曲も一緒に決めた。ツアーを楽しみたいという思いは、彼も俺たちも同じだからね。足の怪我のせいで、最初のうちはデイヴ・グロールから借りたあの椅子に座って歌ってたけど、今はステージを駆け回ってるよ。

ー ブライアンの代役としてアクセルが加入した経緯について話してもらえますか?

過去に俺たちと仕事をしたことがある人物のところに、アクセル側から連絡があったんだ。彼はこう言ったらしいよ。「彼らのプロ意識の高さはよく知ってる。どんなことがあってもツアーをキャンセルしたくはないはずだ」ビジネス面の話なんかをまとめる前に、俺たちはアトランタで一緒にリハーサルすることになった。彼はよく予習していたみたいで、『タッチ・トゥー・マッチ』(1979年作『地獄のハイウェイ』に収録)をやろうと提案してきた。でも俺たちはあの曲をライブで演奏したことは一度もなかったんだ。

Translation by Masaaki Yoshida

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