今年発売20周年を迎える、名作ロック・アルバム20選

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン『イーヴィル・エンパイア』

このラップメタル・バンドのセカンド・アルバムのアートワークは、ポップ・アーティストのメル・ラモスによる1993年の作品『Crimebuster』に修正を加えたものである。

R.E.M.『ニュー・アドヴェンチャーズ・イン・ハイ・ファイ』

バンド作品のなかで一番ゆったりとしたこのアルバムは、『Monster』ツアー中に行ったサウンド・チェックやライヴ録音、短時間でのスタジオ録音作業により組み立てられたもので、一時代の終わりを告げるものだった。本作品は、結成メンバーであるドラマーのビル・ベリーと、10年前の『Document』以降、バンドの全アルバムを手がけてきたプロデューサーのスコット・リットが参加した最後のR.E.M.作品である。

スリーター・キニー『コール・ザ・ドクター』

米オリンピアのパンク・トリオがセカンド・アルバムの制作を終えた直後、ドラマーのローラ・マクファーレンがビザの期限切れのため、母国オーストラリアに帰国しなければいけなくなった。彼女がスリーター・キニーとアルバムを作ることは二度となかった。

Translation by Shizuka De Luca

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