大橋トリオが語る、曲作りの原点

By RollingStone Japan 編集部 2016/06月号 P104〜105 |
作曲の際に向かう自室。PCに鍵盤、ギターに、ミキサー類のコンソールなどが並んでいる。(Photograpy by Yusuke Yamatani)
ローリングストーン日本版 2016年6月号 
RS Life Style 物作りの原点:大橋トリオ


大橋トリオ――ソロなのにトリオ。ふざけているようにも思えるアーティストネームだが、なかなかどうして。トリオどころかそれ以上に多彩なサウンドを繰り出す大橋らしいネーミングだろう。ジャジーにして構築的な、彼の曲作りの原点を探るべく、郊外の自宅兼スタジオを訪れた。


とある郊外、辺り一面田んぼという中を滔々と流れる川のほとりに連なる雑木林。その中にひときわ洒落たロッジ風の建物がある。それが、大橋トリオのスタジオだ。自然に囲まれ、そこだけ時間の流れがゆったりしているようにも感じられる。現在、作曲活動は、すべてここで行われている。彼が音を生み出す場所だ。


充実の機材。作曲を始めた20代は、PCの能力が追い付かず、思い通りの曲が生まれなかったとのこと。(Photograpy by Yusuke Yamatani)

「ここへ来て5年。自然に囲まれているこの環境は、自分には合っているのかな。気に入っています。川に西日が反射して、天井がきらきら光ったり、夜には月が水面に映って、本物の"ムーンリバー"が見られたりね(笑)。以前は東京にも住んでいました。東京はもちろん好きですが、周りが忙しなく動いている中で、なんだか自分だけが取り残される感じが落ち着かなくて。あせらされるのは嫌なので、ペース的にも今のほうが落ち着きますね」
Interview & Direction by Tadashi Mochizuki / Text by Masashi Takamura / Edit by Hiroshi Kagiyama

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