━デッドマウスは、あなたがあえてジャスティンに「馬鹿げた商売道具として使わせた」って発言してましたが?
もし彼が僕の本当の友達だったら、「おい、ジャスティン・ビーバーとコラボするべきじゃない」とか言いに来てたんじゃないかな。ネット中で騒いで、わざわざみんなに人生の選択をすることが間違ってるって思わせたりするんじゃなくて。で、僕は彼に「ジャスティン・ビーバーとのコラボを楽しんでる」って言い返すだろうね。彼の声のファンなんだ。それに、プロデューサーとして世界一ビッグなアーティストとコラボする機会があったら、よかれあしかれ、なんて答える?断ったりする?
━ディプロとのコラボプロジェクトJack Üは、どういう感じで機能してるのですか?
毎日変わるんだ。でもまあ、僕たちはピアノかギターを弾きながら、シンガーかソングライターと一緒に何かシンプルな曲を作るのが好きなんだよね。それから一緒に作業して、プロダクションについてあれこれ考えるのは、その後。アイデアは、ポップな曲を使ってプロダクションとサウンドで意外なことをすることなんだ。
━最近はラッパーとコラボしてますよね。映画『スーサイド・スクワッド』の曲をリック・ロスとやったり。ヒップホップのプロデューサーで尊敬する人は?
今でもティンバランドが僕の中で一番のプロデューサーだね。あのドラムとかさ。僕は彼にインスパイアされて成長したんだ。それに彼は、いろんなジャンルの人とコラボしてる。あのビョークにジャスティン・ティンバーレイク。それから名前なんだっけ。あのオーディオスレイヴのメンバーのアルバムもだよ。
━クリス・コーネル!でもあのアルバムは、クズだって言う人が多いですが。
でもアルバムを作らないより、クズのアルバムを作った方がよっぽど良い。僕は挑戦するアーティストを尊敬するんだ。
━あなたはエモ・バンドが始まりですよね。ロックミュージックがどうなれば、それに興味を持ちますか?
音楽はデンジャラスでないといけない。それこそ、僕がロックに欠けてると思うこと。今一番デンジャラスな音楽は、エレクトロニック・ミュージックとヒップホップだね。才能あるアーティストは、限られた環境で最大のものを作るんだけど、それをみんなコンピューターやサンプラーを使ってやってる。「完全なスタジオとバンドを持てる金はないから、ベッドルームで自分たちだけで作ってやろう」って感じでね。でも若い子たちがパンク・バンドを始める時代がまた必ず来る。そうなるよ。