同曲のファンキーなリフが、かつてGN’Rの曲に使用することが検討されたことを考えると、その共演にはこの曲以外の選択肢はなかったのではないだろうか。「確かスラッシュがメンバーに披露したんだけど、あまりにもファンキーすぎたか、バンドのイメージに合わなさすぎたんだろうね」とレニーは言う。「でも彼と俺でそれを完成させたんだ。そしたら、ロックンロールとファンクが絶妙にブレンドしたリフになってさ」
そんなGN’Rとレニーが再びつながるきっかけとなったのは、4月にロサンゼルスのトルバドールで行われたGN’R再結成コンサートの初日だった。このコンサートを当日に知ったレニーは、急いで会場へ向かったことを教えてくれた。「興奮ものだったね。ほら、考えてよ。スタジアム級のバンドが、小さい会場でライヴするっていうんだぜ。彼らが登場する前の会場の熱気と期待は、すごいものがあった。すごいエネルギーだったんだ」
またレニーは、GN’Rのファンの心を掴むために、ロックなステージとなる可能性についても触れた。「ジャムとかアドリブ演奏とかフリースタイルなことをやって、フェスみたいな感じになるはず」。さらにレニーは、「夏は、マイルス・デイビスとジミ・ヘンドリックスが出演したワイト音楽祭みたいなフェスを考えずにはいられないんだ。夏と野外コンサートの雰囲気が大好きでさ。だから思い切り楽しんで、フリースタイルで熱くて、サイケデリックで実験的なステージにするよ」と話した。
そして「あの[トルバドールの]ライヴから、スラッシュに会ってないけど、メールはしてる」と話すレニーは「楽しくて予想外なことが起きるのは確実だね」と断言した。