マーキー・ラモーンが語る、ラモーンズ最後のライヴ

ー最後のショーへ向かう道中の様子は?

当時の人気バンドはみんなデカくて豪華なバスでツアーに出てた けど、俺たちの小さなバンはメンバーと機材だけでぎゅうぎゅうだったよ(笑)運転手の隣がジョニー、その後ろが俺、その後ろにジョーイ、その後ろに ディー・ディーが座ってたよ。ジョニーとジョーイは仲が悪かったから、絶対に隣り合って座らなかったんだ。

ードラムを選択した理由は?

エド・サリバン・ショーにビートルズが出演した時、リンゴ・スターを観て衝撃を受けたんだ。彼は他の3人に負けないくらい存在感があって、俺もあんな風になりたいと思ったんだよ。

ー最後のショーはどうだった?

大勢のファンや友人が集まってくれた。俺たちはいろんな問題を抱えてたけど、ステージ上ではそんなものは一切忘れて、ただ全力で演奏するだけだったよ。

ーステージを去る時の気分はどうだった?

最後のショーは8月7日、場所はロサンゼルスだった。ライブの後、メンバーの誰一人として別れの言葉を言ったりしなかった(笑)とにかく、俺はトミー、ジョニー、ジョーイ、そしてディー・ディーの4人と一緒に、ラモーンズとして活動できたことをとても誇りに思っているよ。




Translation by Masaaki Yoshida

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