裸体・ドラッグ・カルト指導者あり、デニス・ホッパー監督・主演の衝撃作品を振り返る

『ラストムービー』とは対照的に、『The American Dreamer』にはピッタリな観客が見つかった。映画が封切られると、大学のキャンパスで上映会が開かれるようになった。「映画のセクシーカットのお陰で人気が出た」とシラー。そして監督の立場から、「興業的に成功した」と付け加えたが、収益額は公表できないと言う。ホッパーはこのドキュメンタリーを気に入り、2010年に亡くなるまで『ラストムービー』を上映する時は『The American Dreamer』も同時上映すべきだと主張した。

シラーとカーソンは、映画を保存し修復しているミネアポリスのウォーカー・アート・センターに『The American Dreamer』を寄贈した。シラーと団体は、他の映画の修復費用を賄うため、ドキュメンタリーを再びリリースすることにした。「映画史への恩返しだ」とシラーは語る。

『The American Dreamer』を振り返り、シラーは誇りを感じるという。自分が決めたことをやり遂げたからだ。「ひたすら好き放題やる人を観察した、素晴らしい映画だった」とシラーは語った。

予告編動画は以下。

Translation by Satoko Cho

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