N.W.AのDJイェラが語る、映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』

By Mio Shinozaki 2016/04月号 P56〜57 |
1月29日渋谷シクイントにて行われた映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』舞台挨拶にて
ローリングストーン日本版2016年4月号
特集:ブラック・ミュージック、時代の証言者/日本版オリジナルインタヴュー
N.W.A DJイェラ『音楽が好きだから、音楽を作り始めて、音楽を作り続けた、それだけだ』

カリフォルニア州コンプトンで生まれたヒップ ホップグループN.W.A.は、その後アメリカ中を、そして世界を席巻した。治安の悪いゲットーで育った彼らは、警察すら味方ではなく、敵だと知る。その怒りをリリックに乗せ、黒人だけじゃなく、あらゆる人種にファンを増やしていった。今なお伝説と言われる彼らの物語が、映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』となって公開された。1月29日、この作品の舞台挨拶のためにオリジナルメンバーのDJイェラが来日した。ブラック・ミュージックにおけるひとつのムーヴメントを牽引してきた彼に、独占インタヴューを敢行した。

─N.W.A.の物語が鮮明に描かれた映画、『ストレイト・アウタ・コンプトン』。自身の道程が映画化されると聞いた時の感想を教えてください。
すごく気分が良かった。何といっても、ハリウッドが俺たちの話を作ってくれたんだ。本当に光栄なことだ。


─映画を観て、いかがでした? 
かなり正確に描かれていて、実際に俺たちの 身に起きた話にとても近かった。ハリウッドだと、だいたいストーリーが脚色されるが、今回 はそれほどでもなかったね。


─撮影現場に何度か足を運んでいたとか。その時の印象は? 
少し不思議な感じだった。だって別の人間が、俺自身のことを演じているんだから。"ワーオ"って感じだ。映画を作るヤツらが、俺たちをあんなにも偉大な存在と感じてくれるなんて、興奮するだろ。俺たち自身は、それほどすごいことをしているとは思ってなかったんだけどな。

─DJイェラを演じたニール・ブラウン・Jrの演技は、どうでしたか?
うん、良かったよ。俺のことをとても勉強していたからね。彼は俺の動き、例えば俺がどうガムを噛むかまで知っているんだ。すごいだろ。


─ガムの噛み方まで!?
そう、ガムの噛み方までだ。首をどうかしげるか、どう手を組むかまで、全部知っていたよ。 


─そういえば作中で、DJイェラはよく身体を傾けていましたね。あのクセも、身に覚えが? 
あるよ。インタヴューの時に俺がどう動くか、 どう首をかしげるかまで研究していたんだ。まるでストーカーみたいだよ(笑)

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