オバマが語る最後の挑戦(前編):気候変動に立ち向かう

By JEFF GOODELL
Photograph by Mark Seliger

―では最初から振り返りましょう。2008年に大統領候補の指名を獲得した日、あなたは言いました。「私は確信する。これからの世代は今を振り返り、子供たちにこう伝えられるはずだ。"海水位の上昇が緩やかになり、惑星が治癒しだしたのはあの時だったと」。もう7年が経ちましたが、成果をどのように感じていますか?

成績表を作るのは他の人に任せるとしよう。私の見解では、総合的に見て小幅ながら前進したと思う。だがゴールはまだ、はるか先だ。
国内では早い時期に敗北があった。キャップ・アンド・トレード法案が議会で可決されなかった時のことだ。それまで法案の一部に関しては支持していた共和党が方針を変えてしまった。そのため、別の策を講じなければならなくなった。

そこでクリーンエネルギー投資から始めた。当初は復興法の枠組みで、自動車業界の協力も得ることができた。率直に言うと、我々が当時彼らを大いに助けていたためでもあるが――燃費基準を2倍に引き上げた。規制基準の面でも、エネルギー効率を高めるために何ができるかを考えた。
コペンハーゲン(国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議)は交渉にまとまりがなく混乱していた。最終日に飛行機で駆けつけ、何ら成果があがらない中、こうした活動や計画そのものを救済しなければならなかった。BRICs諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)の会合に飛び入りし、少なくとも今後、合意する可能性を残す文書を出すように強引に仕向けた。


2009年にコペンハーゲンで開かれた、第15回気候変動枠組条約締約国会議にて各国代表と話をするオバマ大統領(Pete Souza/White House)
Translation by Takamune Murase

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