マルコム・マクラーレンの息子、政府主催のイベントに抗議:推定8億円のパンク・コレクションを燃やすイベントを計画

「女王が2016年をパンクの年として公式に祝福しているという話は、これまで聞いた中でもっともゾッとすることだ」とコーは語る。そして「オルタナティヴ・カルチャーやパンク・カルチャーが、メインストリームに占領されるなんて冗談じゃない。もはやパンクは、変化のためのムーブメントではなく、博物館のクソみたいな時代遅れの展示品や、賛辞される対象に成り果ててしまった」と続けた。

ファッションデザイナーである母の歩みに続き、自身のランジェリーブランド『エージェント・プロヴォケーター』を創立したコーは、さらに2016年と1976年を比較して、英国民はパンクを生み出した国として、ある種の"全身的な倦怠感"を抱えていると語った。


「人々の感覚は麻痺している」と彼は語る。その後続けて「そして痺れは自己満足を生み出す。もはや自分たちには意見を表明する手段は無いと感じているんだ。最も危険なのは、自分たちが信じるもののために闘うことを止めることだ。みんな、追い求めることを諦めてしまった。もう一度、この全てのクソみたいな現状をぶっ壊すことが必要なんだ」とコメントした。

Translation by Yuka Ueki

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