BOOM BOOM SATELLITESが語る、脳腫瘍再発と戦いながらの壮絶な曲作り

By RollingStone Japan 編集部 2015/03月号 P38〜39 |
ブンブンサテライツの中野雅之(プログラミング/ベース/写真左)と川島道行(ヴォーカル/ギター/写真右)Photographs by Yoshika Horita
BOOM BOOM SATELLITES インタヴュー
ずっと音楽を続けてきた。いよいよ"死にます
と言われた段階でも

9作目となるニューアルバム『SHINE LIKE A BILLION SUNS』制作中(2015年2月に発売)、川島道行(ヴォーカル/ギター)は4度目の脳腫瘍再発で余命2年と宣告された。治療を続けながら中野雅之(プログラミング/ベース)と共に完成させた本作は、タイトルが示すとおり「億千万の太陽の輝き」に満ちている。最後の作品になるかもしれないという状況のなか、客観性を失わず、普遍的な作品作りを目指したという彼らに、その思いを聞いた。

─2013年11月に本誌のイベントに出演、翌月にはインタヴューもさせていただきましたが、その時はもうアルバムの制作に入っていたんですよね?

中野そうですね。

─そんななか、14年の初めに4度目の再発がわかって。

中野:イベントに出た時は、3度目の脳腫瘍を乗り越えて、やっとライヴ活動を再開しようとしていた時期で、本当にここからだなっていう時でした。3月にツアーをやった直後、またスタートしていこうっていうタイミングでの再発だったので、悔しかったですね。余命2年と言われたけれど、どうにかならないのかなって。あとは、作りかけの曲があったので作り切ってしまいたいなとか、いつまでライヴができるかなとか、そういう思いがごちゃ混ぜになっていました。だからと言って、取り乱して我を忘れるというようなこともなく、比較的冷静だったとは思います。そんななか、特殊な治療法(臨床実験段階の放射線治療。その結果、川島は腫瘍の拡大を防ぐことができた)を探し出し、出口を見つけてアルバムを仕上げられた。自分たちはタフだなって思いましたね。イベントやフェスも、いっさいキャンセルすることなく出たし、あの時やらなきゃいけないことは全部やり切れたから。
Interview by Nanako Kubo

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