ホリエアツシ、地元長崎へ捧げる「反戦」ソング

By Joe Yokomizo 2015/07月号 P112〜116 |
Photographs by Maciej Kucia (AVGVST)

─新曲は、メッセージがかなり明確になっていますよね。

「この曲は反戦と平和への祈りを込めた歌なんです」っていうのを言い切って作る時がきたんじゃないかって思ったんですよ。だから去年ぐらいからずっと考えていて。最初はパンクにしたかったんですけど(笑)。みんなで拳を振り上げて戦争反対を叫ぶみたいな。でも、アコースティックないい曲ができちゃったんで、これに詞を乗せたらって思って。

─今回は反戦の意志を宣言して作るわけですから、プレッシャーもあるんじゃないですか。

そうですね。

─1番も2番も、長崎を喚起させる叙景詩から始まりますよね。出だしの「8月も雨は続く」というフレーズも、奥を掘ればかなり強いメッセージだなっていうか。

何年前だったか、平和祈念式典の時に雨が降っいたのが印象的だったんですよ。

─なるほど。原爆が落ちた街で雨っていうと、どうしても黒い雨を連想します。それは深読みしすぎですか。

いや、そんなことないです。ただ、長崎は雨が似合うし、霊をなぐさめるというような意味合いもあります。

─実際に現地へ行って書いてたんですか?

いえ。長崎には年に2回程度は帰っているんですよ。2013年のデビュー1周年ツアーでは、自分でビデオカメラを回してドキュメント映像を撮っていたんですけど、長崎では青春時代の原風景的な場所を歩いて、ツアーを収めたDVDにはその映像をライヴ映像に差し込んで、MVみたいにして作りました。
Text by Mari Minakuchi (RSJ)

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