ホリエアツシが考える「戦争をしない国」になるためのアクションとは

By Joe Yokomizo 2015/07月号 P116〜118 |
Photographs by Maciej Kucia (AVGVST)

─今年、「I say no」という言葉が多くの人の前でしっかりと歌われるのは、すごく意味のあることだと思います。

戦争以外にもノーなことがあるから、「NO」で止めたんですけどね。

─なるほど。

より広い意味を持たせたくて。

─そういう圧がない連帯っていいなって思います。

そうですね。「行動を起こそうよ」みたいなことを言うと、どうしても拒絶感を覚える人もいると思うんですよね。叩かれるのを覚悟で行動に出る人たちは、もちろんカッコいいと思うし、僕は支持はしたいと思います。もし何か間違えたとしても、間違えを知ることにつながるわけだし、正しいと思うことを、恐れずに実行できることは素晴らしい。

─そのとおりだと思います。

本当にいろんな見方や考え方があるのはわかっています。すごく仲いい友達のなかには、僕とは真逆の考え方を持っている人もいるし。でも、考え方が違うという理由でそいつのことを嫌いになるということは絶対になくて、むしろだから人間として好きになったりとかする。だから人と人の関係でも、傷つけ合わない程度に気持ちをぶつけ合うべきだと思うんですよ。それで逆に連帯していくっていうかね。

─そういうスタンスが広がっていくということに希望は持てますよね。

今、若者がいろんなことに無関心だというふうに言われているじゃないですか。選挙の投票率も低くて。だから政治家も、市民の大半が政治に無関心というえで政治を行っているんじゃないかなって。どうせ無視されるんならこっちも無視していいんだっていう発想になっていってしまいますよね。それは阻止しないといけないと思う。大きな体制をひっくり返すことは難しいけど、大きな行動を起こすとかじゃなくて、少しずつでもちゃんと疑問や意見を持ったら表に出す。それだけで変わっていくんじゃないかっていう想いでいます。



ATSUSHI HORIE

ホリエアツシ ◯ 1978年、長崎県生まれ。98年に東京でストレイテナーを始動させる。バンドではヴォーカル、ギター、ピアノを担当。現在のメンバーは、ホリエのほかに、日向秀和(ベース)、ナカヤマシンペイ(ドラム)、大山 純(ギター)。ホリエ個人では、映画音楽、舞台音楽の制作、ファッションブランドとのコラボレーションや、ソロプロジェクト「ent」の活動など、そのフィールドワークは幅広い。そして2016年4月20日(水)ニューシングルの発売が決定。
2016年のライブ情報はこちらをチェック。
Text by Mari Minakuchi (RSJ

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