PANTA 頭脳警察 × 難波章浩対談:表現の自由を規制するのは誰か(音楽編)

By Joe Yokomizo 2015/06月号 P76〜79 |
難波章浩(左)、PANTA 頭脳警察 (右)(Photo by Maciej Kucia/AVGVST)
ローリングストーン日本版 アーカイヴ・インタヴュー
2015年6月号 小特集:表現の自由を規制するのは誰か。音楽編

2015年3月、日比谷公園で開催された「311 東日本大震災 市民のつどい「Peace On Earth」」の楽屋裏で、難波章浩と話していた時のことだ。彼は「今、表現の自由を考えないとヤバいよ。何だか息苦しくない?」と言った。この言葉が、特集を作るひとつのきっかけになった。

確かに、僕もほとんど毎日、ラジオ番組の生放送に出演しているなかで、そう実感することは多い。言葉の言い回しひとつをとっても、どんどん自由がなくなっている気がする。また、法律上オンエアできない曲はないことになっているが、ラジオの現場では存在している。そのほとんどは60〜70年代の曲だ。一方で最近の曲で放送しづらいものはあまりない。表現を規制しているものがあるとすれば何なのか。本特集を読めば、「特定の誰か」ではないことがわかるだろう。では、問題は何か。ミュージシャンをはじめ、楽曲の発売に関わる人、放送する側へ取材を進めた。

本特集を作るひとつのきっかけになった難波章浩と、ぜひ語ってもらいたい人がいた。70年に結成した頭脳警察は、過激なパフォーマンスと革命精神に満ちた歌詞で、ある意味、表現の自由を獲得すべく戦ってきたバンドのひとつだ。その中心人物であるPANTAは、現在の音楽における表現の自由をどう見ているのだろうか。3・11以降ストレートな言葉で表現活動を行ってきた難波との対談は、それぞれの表現の話から、音楽の持つ力にまで及んだ。

Text by Nanako Kubo (RSJ)

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