ラモーンズのデビューアルバム:知られざる10のこと

By JORDAN RUNTAGH
1976年のラモーンズの伝説的デビューアルバムの秘話を徹底検証。(Photo: AF archive/Alamy)

5 『Beat on the Brat』は、金持ちの思い上がった女たちと、そいつらのクソガキたちへ向けた歌



ラモーンズの攻撃的なライヴを見ると、ジョーイ・ラモーンが比較的裕福なクイーンズ、フォレスト・ヒルズ出身であることなど誰にも想像がつかない。しかしこの裕福な育ちこそ、パンクなアイデアが生まれたきっかけでもある。『Beat on the Brat』は、アルバム『Ramones(ラモーンズの激情)』の2曲目に収録されている。サディスティックなバディ・ホリーが書き直したバブルガム・サウンドの名曲『Yummy Yummy Yummy』のサウンドに似ている。

ジョーイは後に歌詞のアイデアが、フォレスト・ヒルズのバーチウッド・タワーズの集合住宅で母親と弟と暮らしていた時に考えついたものであると振り返っている。「中流階級が住む場所で、金持ちの思いあがった女たちと、そいつらの感じの悪いうるさいガキたちがウヨウヨいたんだ。遊び場で、ある女が座ってて、彼女のガキが叫んでいたんだ。行儀の悪いクソガキが走り回ってたんだ。殺したくなるような子供だよ。それで「Beat on the brat with a baseball bat (野球バッドでガキに襲い掛かる)」ってのを思いついたんだ。そのガキをただ殺したかったんだ。」
Translation by Miori Aien

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