メタリカからベビーメタルまで、2016年絶対聴くべきメタルアルバム25選

ロブ・ゾンビ / Rob Zombie
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2016年、ロブ・ゾンビが最長アルバム名選手権に参戦するなら、優勝の可能性が非常に高いだろう。通算6枚目となるソロアルバムのタイトルはなんと『The Electric Warlock Acid Witch Satanic Orgy Celebration Dispenser (日本版:エレクトリック・ウォーロック)』。2013年のカーニバル的ロックアルバム『戦慄のラット・ヴェンダー』から自然な変化を見せることになりそうだ。
2014年 1月からニューアルバムを書き始めてきたゾンビは、ツアーや映画監督の合間にその制作を続けてきた。実は1年前には完成していたアルバムだが、そのリリースはホラー映画『31』の完成後の2016年4月29日と決まっている。これは、芸術的なミュージックビデオと一緒に公開するためだ。「過去最高にアルバム作りに時間を費やした。締め切りってものがつきまとう時代の中で、そんな馬鹿げた考えは投げ出してやろうと思ったんだ。」とミュージシャン兼映画監督のゾンビ。そして彼は「クソ寒い冬に始めて、1年後のクソ寒い冬に完成したんだ。あの凍えた一秒一秒の価値がある。始めから終わりまで列記としたゾンビアルバムさ。」と続けた。



メシュガー/ Meshuggah
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いつになくグルーヴ色の濃い2012年のアルバム『Koloss』から4年ほどの年月が、そしてライブ音源が収録された2014年リリースのCDとDVD『The Ophidian Trek』から1年以上が経っている。しかしスウェーデンのプログレッシブメタルバンドの大御所がファンに新作を届けるまでには、少々時間がかかる模様。ヘイトブリードのジェイミー・ジャスタとの2015年4月のインタービューで、ギターのマルテン・ハグストロムがバンドの通算8作目となるニュー・アルバムは音楽的に「かなり多様的」になる予定であること、また当時「まだ初期のライティング段階」であることを明らかにしている。その2か月後、 ハグストロムはrocksverige.se にバンドが「完全なるライティングモード」に入ること、そして夏のツアー日程を発表したのだった。また新作のリリースは、2016年後半になる見込みだ。


ライフ・オブ・アゴニー / Life of Agony
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2011 年にボーカルのミーナ・カプートが性転換を行ったという時期は、彼女の長年築き上げたバンド、ライフ・オブ・アゴニーの解散と一致していたように思える。しかし2015年、このブルックリン発のバンドは、再結成しライブを行い、今度は10年以上ぶりとなるニュー・アルバム『A Place Where There’s No More Pain』をリリースするというニュースでファンを驚かせた。アルバムのタイトルについて「ファンは俺たちの音楽が、本当の苦しみの場所、つまり俺たちから生まれていることに気付いていると思うんだ。昔から多くのファンが言うんだ。俺たちが個人的な葛藤をシェアするっていうのが、彼らの生活の中での痛みを癒す下剤になってるって。俺たちがライブで共有する興奮エネルギーは、俺たちに苦しみの後には光があるっていう希望を持たせるんだ。それに俺たちにとって、そしてできればファンにとって、俺たちが共有できるあの短い時間こそが、痛みがない場所なんだ。」」と、ベーシストでソングライターのアラン・ロバートは語っている。

Translation by Miori Aien

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