MONOEYESインタヴュー:「クズにはクズにしかわかんねえ言葉がある」

By Joe Yokomizo 2015/08月号 P22〜26 |
Photograph by Keibun Miyamoto
ローリングストーン日本版 アーカイヴ・インタヴュー
2015年8月号 MONOEYESインタヴュー
クズにはクズにしかわかんねえ言葉がある

the HIATUSとして精力的に活動を続けている中、細美武士が新バンドMONOEYESを結成した。
2015年7月29日のアルバムをリリースするにあたりバンド全員へのインタヴューを行った。

その話は、それぞれの生き様、人生の全てを犠牲にしても惜しくないという「バンド」への思いに終始した。ドラムの一瀬正和と、ベース&コーラスのスコット・マーフィーとは初対面だったが、プライベートなことも含め、バンドマンとしての人生を赤裸々に語ってくれた。クールに見えるギターの戸高賢史も、予想を遥かに越えて熱かった。細美はみんなの話を聞きながら、ずっと笑顔だった。
このインタヴューで語られたことを要約すると、MONOYEYESは「」だということだ。だからこそ、彼らにしか出せない音がある。彼らにしか言えない言葉がある。そして、彼らにしか救えない人たちがいる。その音は、その言葉はどこまでもまっすぐで嘘がない。
細美の提案で酒を飲みながら話を聞くことになり、全員での乾杯から始まった。

一同「乾杯!」

─もともとは細美さんのソロとしてリリースすると聞いていたんですが。

細美「作曲を始めた時はそのつもりでやってたんだけど、レコーディングに向けてプリプロに入る段階でこの3人に声をかけて、実際に4人でスタジオに入ってみたら、そこからは勝手にバンドになってったね」

─なるほど。

細美「俺は、曲は作れるけど、タイコは叩けないし、ベースも弾けないし、ギターもコードしか弾けないから、3人にレコーディング手伝ってくれって言って。音を合わせた初日からソロって感覚はなくなってった。だから厳密に言えば、俺のソロ活動は家で作曲をして、みんなにデモ渡したところまで。その半年間だけがソロ活動だった」

─デモを渡した瞬間にソロ活動が、

細美「終わった(笑)。最初は、みんながどのくらいのテンションで乗りこんできてくれるか、わからないじゃん。そういうのは曲が呼ぶものだったりするし、一緒に音を出した時の感覚だったりするから。どうなるかはやってみないとわかんなかったけど、初日からギュッてなった」

一瀬「確か、プリプロ初日に 「Cold Reaction」 をやったんだよ。で、ブースへ戻った瞬間に、細美くんの顔色が変わったの。すぐに「これからこの4人でバンドでやりたいから、よろしく頼む」って言い出して。それまでソロとして出すっていう、すごい重圧の中で曲作りをやってきたわけでしょ。その細美くんの曲を演奏する俺らの熱量を見て、「バンドとしてやりたい」と思ってくれたんだと思う。少しでもハテナマークがついてたら言わなかったと思う。ライヴは違う人とやろうとか、ソロ的な活動になったかもしれないし。でも、プリプロ2日目にはかなりブッこんだ話をしてたからね(笑)。ツアーがどうだとか」

─もうそんな話になってたんですか?

一瀬「そう。そこまで壮大なんだ?って。正直もっと軽いバンドだと思ってたんだよね」

─ソロプロジェクト的なバンドだと?

一瀬「そう。それでも俺はバンドマンだから、ソロといえど、サウンドや熱量はバンドと同じにしたいから。呼ばれた時点から、バンドのドラマーとしてやるつもりでいて。それはみんな一緒で。みんながそうだから、「これはソロじゃねえな」ってパッと思ったんだと思う」

細美「そういう感じだったね」

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