ロッド・スチュワート フェイセズ再結成、70歳で見つけた幸福

15年前まで、ラス・ヴェガスは年老いたパフォーマーの墓場だった。しかし、セリーヌ・ディオンがヴェガスでの公演はツアーより儲かるということを証明するや(世界中を回るために発生する関係者の交通費やステージ移動の必要がないというのが大きい)、ブリトニー・スピアーズからガンズ・アンド・ローゼズやガース・ブルックまでがこぞって予約を入れ始めた。「ヴェガスの汚名は完全に払拭された」とスチュワートのマネージャー、アーノルド・スティフェルは言う。「ヴェガスでの公演は今や、それを成し遂げられるスーパースターだけのものだ。クールでヒップで観客を貶めることもない。ブラッドリー・クーパーがNetflixでショーをできるのも同じだ」

ショーの中盤には、ルビー・スチュワートとシスターフッドを一緒に歌ったナッシュビルのソングライター、アリッサ・ボナグラが、電気が不足している第三世界の人々に光をもたらす太陽光発電の電球にスポットライトを当てた、心に響く「ワン・ライト」でステージを独占した。その後、ルビーはステージに残り、父親とのデュエット、「フォーエヴァー・ヤング」を歌った。「彼女の年頃には僕には出なかった高い音程が出るんだ。彼女はジャニス・ジョプリンみたいに歌える。いつも『君には才能があるよ』とことあるごとに言っているんだ」

Translation by Kise Imai

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