マリリン・マンソン、この上なく衝撃的な瞬間11選

Photo: Mick Hutson

ステージ上での切断行為、悪魔崇拝、偽乳など、マリリン・マンソンの最も奇抜な瞬間を、写真と映像と共に振り返る。

20年余り前、マリリン・マンソンは6単語の衝撃的な言葉「俺はファックの神(I am the God of Fuck)」で自分の名を世に知らしめた。それ以来、この自称アンチクライスト(反キリスト)・スーパースターは、高校のフットボール場で選手がゴス系の一団と試合をする描写のビデオや様々な非現実的な幻想を見せ、リスナーとその親たちを悩ます術を絶えず模索し続けてきた。つま先で触れるのも危険なラインだ。彼の言葉により子供たちは学校を追い出され、彼のふざけた態度はコロンバイン高校の銃乱射事件は彼のせいであると非難する人々の怒りを買った。こうしたことがローリングストーン誌のために書いた個人の責任についての洞察に満ちたエッセイ執筆に彼を駆り立てたのだ。しかしあらゆる論争があったにも関わらず、マンソンは決して引き下がることはなかった。 

「この世で俺が存在する意義はカオスだ」と、この叙任された悪魔崇拝者はローリングストーン誌に語ってくれた。「俺は君が今までに見た映画の第三幕だ。俺は雨が降っている場面や君が死にたくないと思っている人間が死ぬ場面のようなものだ」。 2015年に発売したアルバム『ザ・ペイル・エンペラー』(アルバム内で彼は「ロサンゼルスのメフィストフェレス」と自称している)のリリースに関連し、ローリングストーン誌はマリリン・マンソンの最も衝撃的な瞬間の数々を追った。あまり甘くない夢はこれらのものでできている(Not-so-sweet dreams are made of these)。

90年代初頭:ショータイム!
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Photo: Wenn

衝撃的な手段:ステージ上で妊婦の姿をした女優がナチス国旗のシワをアイロンで伸ばす演出をした初期のコンサートについて、マンソンは自伝の中で振り返っている。「ショーが進むにつれ、彼女はアイロン台の上に股を大きく広げて座り、妊娠中絶を行うふりをした」。

結果:トレント・レズナーと契約を結び、1994年7月、デビュー・アルバム『ポートレート・オブ・アン・アメリカン・ファミリー』をリリースした。

Translation by Shizuka De Luca

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