ナターシャ・ベディングフィールド「アンリトゥン」

ナターシャ・ベディングフィールドが故郷イングランドで大ブレイクした翌年、デビュー・アルバム『アンリトゥン』と同タイトルのこの曲は、アメリカで初のトップ10入りを果たした。開かれた未来の可能性について繰り返す歌は、ゴスペルの聖歌隊にインスピレーションを受けている。ベディングフィールドは、ニュー・ラディカルズのバンドメンバーとして「ユー・ゲット・ワット・ユー・ギブ」で卒業式の輪唱曲に貢献した経験のあるダニエル・ブリスボアとの共同で「アンリトゥン」を制作した。


ケリー・クラークソン「ブレイクアウェイ」

ケリー・クラークソンのセカンド・アルバムと同タイトルのこの曲は、小さな町の夢を実現する物語で、『アメリカン・アイドル』の初代勝者を嫌というほど具現化したお手本のような曲だ。たとえ、この2004年の曲がもともとはアヴリル・ラヴィーンのために書かれたものだったとしても。クラークソンのすべての曲と同様に、羽を広げてチャンスを掴むことについて歌った歌詞とコーラスが大勢で一緒に歌う楽しみを飛躍的に増大させる。


バイタミンC「フレンズ・フォーエヴァー(グラデュエーション/卒業)」

ニュージャージーの歌手コリーン・アン・フィッツパトリックはオルタナティヴロック・バンド、イヴズ・プラムから独立して数年後、オレンジ色の髪のダンス・ポップ・スター、バイタミンCとしてキャリアを再始動させた。1999年、彼女の名を冠したデビュー・アルバムは、トップ40に入るヒット曲を2つ生み出した。そのうち2曲目の「フレンズ・フォーエヴァー(グラデュエーション/卒業)」は伝統的な卒業式の定番曲「パッヘルベルのカノンニ長調」をサンプリングし、最終学年の学生の心の琴線に触れた。この曲は2000年5月のちょうど卒業シーズンにチャートの最高順位を記録した。

Translation by Deluca Shizuka

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