ACIDMAN インタヴュー:世界はひとつの愛で結ばれているというほうを俺は見たい

By Joe Yokomizo 2015/12月号 P74〜77 |
Photos by Shinya Sato
子供の頃はチープに思えていた愛、夢、希望という3つのワードが、今はとても美しく思える

ブレることなく、宇宙を、世界を、歌ってきたACIDMAN。すべての作詞・曲を担当するフロントマン大木伸夫に、ニューアルバム『Second line& Acoustic collection II』をフックに、彼の詞を構成する、宇宙、自然、美、芸術について聞いてみた。優しく深淵な大木の世界こそ、今、世界には必要なのかもしれない。


─『Second line & Acoustic collection Ⅱ』がリリースされますね。『Ⅰ』のリリースが。。。

2011年ですね。

─震災の後ですか?

そうですね。震災の時は『ALMA』(8thALBUM)のツアー中でした

─今このタイミングで『Ⅱ』をやるのは?

この企画は、そもそもシングルのB面をオリジナルのリアレンジ曲にしようっていうことで始めたんです。B面用にオリジナル曲を作るのが、曲に優劣つけてる感じがしてどうも嫌で。自分たちがリアレンジした楽曲だったら、B面扱いでもいいだろうって思って、数年前に始めたんです。『Ⅰ』は、それが十何曲か集まったのでアルバムにして、『Ⅱ』の今回もアルバムになるぐらいの曲数がたまったので出しましょうっていう。

─なるほど。とはいえ、1曲1曲もそうですし、アルバムを通して聴いてもACIDMANの世界が堪能できますね。例えば「雨」という言葉が、いろんな曲に何度も、すごく象徴的に使われていて。改めて、大木さんにとって「雨」はどんな意味・存在なんですか?

もともと雨は嫌いなんですよ。濡れるのは嫌だし、外へ出掛けられないし、いろんな行事はなくなるし。でも、雨ってもともとは自分たちの汗だったり涙だったり排泄物だったり、それ以外にもいろんな命の水分というものが蒸発したり、もしくは人が燃やされて、それが降り注ぐという、わかりやすく命の循環が目に見えるツールだなと思っていて。だから、誰かの涙だったかもしれないし、誰かの身体だったかもしれないという想いで雨を見ると、意外と美しく捉えられるのかなって。

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