アデル ロングインタヴュー(後編):子育て、ダイエット、そして『25』の制作秘話まで

アデルは自身の優雅なイメージと音楽を理由に、マイリー・サイラスの対極にある存在として語られることをよく思っていない。「多くの人を敵に回すような存在にはなりたくない」アデルはそう話す。「 世間は女性同士の争いを面白がるのかもしれないけど、私は自分がそういう好戦的な存在に仕立て上げられるなんて我慢できない。それに、私は別に気取った人間じゃないわ。もちろん私はカメラの前で胸を晒したりするつもりはないけどね」

アデルは口を止めようとしない。「私がもっとスリムだったら露出を増やすかって?もちろんしないわ。だって私の体は私のものだもの。ただ時々、もし私がもっとスリムだったら、同じような成功は収められなかったかもって思うのよね。世間は私に親近感を感じてると思うの。もちろん皆が私のような体型ってわけじゃないけど、私はパーフェクトからは程遠いから。有名人の多くはあまりに完璧で、一般の人々が共感できるような存在じゃないもの」




ロンドンのRadio 2スタジオを訪れたアデル 2015年10月23日Photo by Neil Mockford/Alex Huckle/GC Images)

彼女はあからさまな性差別発言を頻繁に浴びせられている。「『プレイボーイ誌に登場する予定はありますか?』っていう質問を何度受けたことか。馬鹿馬鹿しい」彼女はそう話す。「それって私が女性だから?それとも太いから?って感じよ」

彼女はダイエットに成功したことが話題になった男性のケースについて触れた。「クリス・プラットがダイエットに成功した時の世間の騒ぎよう、あれは面白かったわね。スリムになった彼を見て、『彼がこんなにハンサムだったなんて!』とか言って騒ぐのよ。太ってた頃の姿がしょっちゅう取り上げられてた。男性のケースはよっぽど珍しいんでしょうね」

Translation by Masaaki Yoshida

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