ローリングストーン誌が選ぶ「最高のホラー映画続編」トップ20

By David Ehrlich, David Fear, Russ Fischer, Tim Grierson, Kory Grow
Illustration by Brittany Falussy
フランケンシュタインの花嫁から、フレディのその後の悪夢まで。これらのホラー映画シリーズは、絶叫を誘い続ける。

観客にドキドキとゾクゾクを与えることが出来たら、次の作品でもその恐怖を味わってもらえると思うじゃないか。しかし映画ファンなら、必ずしもそうではないと知っている。プロデューサーやスタジオ上層部の人たちだって同じだ。

なのに、彼らは自分たちの潤沢な預金残高を確保したいばかりに、スラッシャー映画の名キャラクターや、かつて人気を集めたモンスター、息を吹き返した死体、防犯カメラに映った幽霊、街を破壊する怪獣、胸を突き破るエイリアンたちのストーリーをひねり出し続ける。金目当てに牛から搾乳し続けるようなシリーズ作品は、大胆な手段にでる場合が多く(3Dで制作しよう!殺人鬼を宇宙に連れていこう!みたいな)、作品を重ねるごとに先細りとなり、やがてファンの関心はほかに移っていく。

しかし、ホラー映画の中にもたまに続編、そのまた続編、そしてプリクエルで新しい物語を掘り起こし、伝説を思いも寄らない新たな場所に導くものがある。さらに本当に稀に、第1作と同等かそれを超える優れた作品が生まれることもある。フレディ、ジェイソン、ゴジラ、またはあなたが創作した月並みなエイリアンに1、2本の続編があるからといって、もう刺すべき欲求不満なティーンがいないとか、鋭いダジャレや心底ショッキングなシーンが登場しないとは限らない。

よって、目を充血させながら計り知れないほどの時間をかけて、古いビデオやDVDを丹念に見て(“これを見た7日後におまえを殺す”みたいな作品でないと祈りながら)、私たちはホラー映画における史上最高の続編20本を選んだ。これらは興奮と恐怖を持続させたパート2、またはその後の作品だ。


20位『ソウ2』(2005年)


サンダンス映画祭でたいした期待も集めることなくプレミア上映された薄暗いホラー小品『ソウ』は、複製可能な設定と大金の成るプロットを生み出して、7作品にもなるシリーズに成長し、頬にスパイラルが書かれた人形は世界的なホラーアイコンになった。初の続編は第1作のわずか1年後に公開され、その後の続編をすべて含めシリーズいちばんのヒットを記録した。『ソウ2』は、CCTVカメラ付きの家に拘束された人々を描いた脚本が事前にあり、そこに『ソウ』の世界観を加えたものだ。前作より衝撃度は低いかもしれないが、そんなことは誰も気にしない。なぜなら、ダーレン・リン・バウズマン監督はリアリティ番組のクリシェを巧妙に乗っ取り、登場人物たちを眺める“シャーデンフロイデ(他人の不幸を喜ぶ気持ち)”を白日の下にさらしている。by DE


19位『リング2』(1999)


現代のJホラー流行りを解く鍵は、1998年の第1作『リング』の足をひきずる長い髪をした女性の霊が、ホラー映画大会のアンコンになったことにある。モノマネする人は後を絶たず、必然的にやがてハリウッドリメイク版が製作された。だが、第1作の直後に製作が決まった中田秀夫監督による“公式な”続編は、ミニマルな幽霊話が都市伝説化するのを避けながらも、“より多いことは、より豊かなこと”の精神で、貞子の超絶不機嫌スピリットと呪われたビデオテープの物語をさらに拡大展開させている。新たなキャラクターやサイキックパワーが盛り込まれており、見応えある前作のリミックス版となっている。by RF

Translation by Sayaka Honma

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