ローリングストーン誌読者が選ぶ「ロマンティック・コメディ映画」ベスト10

By ANDY GREENE
Photo by ©Columbia Pictures/Everett Collection
『セイ・エニシング』『アニー・ホール』『ウェディング・シンガー』を圧倒した作品が何か、見てみよう。

映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は2014年、バレンタインデーの金曜日を含む週末で9300万ドルという驚くべき興行収入を記録し、その後も多くの記録を塗り替えている。

この映画はコメディとして宣伝されているわけではなく、もちろん映画製作者たちも観客を笑わせようとして作ってはいない。しかし多くの批評家たちは、恐ろしく真剣であるべき瞬間に観客席のあちらこちらから笑いが漏れたと書いているのだ。この作品の前提は若干笑えるものであり、ロマンティック・コメディ映画を連想させる。そこで読者にお気に入りのロマンティック・コメディ映画を投票してもらった。その結果を発表しよう。

10位 『メリーに首ったけ』


ファレリー兄弟は1998年の笑いが止まらないこの作品で10代の頃の恋を克服できない男性について描き、成功の頂点に達した。この作品はキャメロン・ディアスを本物のスターへと押し上げ、また3億6900万ドルの興行収益を上げ、ベン・スティラーが映画『ケーブルガイ』の商業的な失敗を乗り越えるのを助けたのである。何か月もの間、人々は知的障害を持つメリーの弟や許しがたいほど怪我をしている犬、そしてキャメロン・ディアスが精液をヘアジェルだと思って髪につけてしまう、あの不滅の場面について話すのをやめられなかった。ファレリー兄弟の作品は最近話題になっていないが、1998年はもっと純粋な時代だったのだ。兄弟はこの作品でカルチャーシーンに起こしたセンセーションをその後、再現することはできていないが、今も挑戦し続けている。


9位 『ノッティングヒルの恋人』


優しい口調のイギリス人の本屋の店主が、ひょんなことから地球上でもっとも有名な女優と出会い、一度は彼らの関係を嗅ぎつけたマスコミに邪魔されるものの激しい恋に落ちる。これはロマンティック・コメディの前提として極めて優秀だ。さらにジュリア・ロバーツとヒュー・グラント以上にふさわしいキャストは考えつかない。ジュリア・ロバーツのように魅力的に演じられる人はいないし、ヒュー・グラントはよくあるキャラクターにわずかな変化を加えて演じることで素晴らしいキャリアを築いたのだ。3億6400万ドルの興行収益を記録し、さらに批評家たちからも好評だった作品である。

Translation by Yoko Nagasaka

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