BRAHMAN 20周年記念ライヴレポート:この光景が、俺たちの地図だった

By Joe Yokomizo 2016/02月号 P7〜8 |
幕張メッセでの20周年ライブは2日間とも超満員(photo byTsukasa Miyoshi /Showcase)
2015年11月14日、15日の2日間、幕張メッセで開催された
「〜BRAHMAN20thANNIVERSARYLIVE「尽未来際〜尽未来祭〜」。

Hi-STANDARDをはじめとする、いわゆるAIRJAM世代が集まった初日。
そして2日目は、盟友、細美武士率いるtheHIATUSをはじめ、先輩、後輩を交えた顔ぶれがBRAHMANの20周年を祝った。

BRAHMAN20thANNIVERSARYLIVE「尽未来際〜尽未来祭〜」を2日間に亘り観た。すでにいろんなメディアでライヴレポートは掲載されているので、Hi-STANDARDの久しぶりのステージの様子、SUPERSTUPIDのまさかの復活など、詳細はそちらを参考にしてほしい。なので、本稿はレポートというより、2日間のBRAHMANのステージで感じたことだけを書くことにする。

BRAHMANステージについて書く前に少し余談を。本誌でも何度も彼らには登場してもらった。また僕がDJを担当するラジオ番組にもTOSHI-LOWには何度か出てもらった。

いつも会うのが楽しみだ。いつ会ってもTOSHI-LOWは面白いし、温かい。でも、その一方でいつも会うのが恐ろしい。20周年ライヴの会場でもDVDを売っていた箭内道彦が監督したドキュメンタリー映画『ブラフマン』でもRONZIがTOSHI-LOWのことを鬼と呼んでいたが、20年も苦楽を共にするメンバーの言葉はきっと本質なんだと思う。繰り返すがTOSHI-LOWはいつ会っても面白いし、温かい。でも、やっぱり恐ろしい。それは、暴力的だということではない。圧倒的だということだ。とにかく、常に手を抜かない。いつだって本気だ。だからインタヴューの時だって、こっちがぬるい仕事をすれば、そこを突いてくる。実際、本誌の取材でもこちらのミスでTOSHI-LOWに迷惑をかけた時、普通なら「人間誰でもミスぐらいするから気にするなよ」と気休めを言いそうだが、TOSHI-LOWはハッキリこう言った。「俺、お前らのこと今、全然信用してないから。信用ゼロ。ゼロからスタートね」と。悔しいけどその通りだ。

良い意味でBRAHMANのライヴもそうだと思う。どこまでもどこまでも自分たちを追い詰め音を出すBRAHMANのライヴは少なくても僕にとってはカタルシス(精神の浄化)といった類のものではない。そのステージを観るたびに「ヤベェ、俺ももっとやらなくちゃ」とケツを蹴り上げられ、背筋がピンとして、ぬるま湯につかっていた自分に気づく。まさに鬼のようなライヴだ。

20周年の記念ライヴは、もちろんとてつもない気迫のステージだった。
Photographs by Tsukasa Miyoshi (Showcase),Shigeo Kikuchi(Showcase),Teppei Kishida

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