「変わり者」エド・シーランの本音

By Patrick Doyle 2016/02月号 P21〜21 |
7月に行ったロンドンのウェンブリー・スタジアムでのソロ公演(Photo by Christie Goodwin/Redferns via Getty Images)
「二日酔いで頭がぜんぜん働かないんだ。ごめん」と言うエド・シーラン。昨夜はDJキャレドとマイアミの街に繰り出し、「ロックがガンガンにかかっていて、スパークリングワインがたくさんある店に行った」んだとか。

もうすぐタンパのアマリー・アリーナでライヴがある(注:9月10日に公演終了)─キャパ13000人だが、ツアーのなかでは小さいほうだ(シーランはこのツアーで初めて米国スタジアムでのライヴを行った)。7月にはソロでロンドンのウェンブリー・スタジアムでの公演を行い、3公演が完売した。初日には、シーランのメンターであるエルトン・ジョンもゲスト出演。「これをひとりでやれるのは世界でお前くらいだ」と言葉をかけられた。「初日にステージへ出て行って、客席を見渡した瞬間がいちばんヤバかった。圧巻だった」とシーラン。

─キース・リチャーズは自伝『ライフ』で、「それまでまったくモテなかったのに、売れたら世界中の女から追いかけられるようになった」と書いています。もうそういう経験はしました?

僕は自分の好みとは異なるタイプの女性に好かれるみたいだ。これまでつき合いたいと思ったこともない種類の女性ばかりが僕に興味を示すんだ。お金や名声が目当てで、高級レストランや高価なプレゼントが好きなタイプ。僕が惹かれるのは、昔ながらのバーに行って、ショットを飲んで、ビリヤードができる人なんだけど。

─先日ザ・ローリング・ストーンズのオープニングアクトを務めた際、キースと一緒に過ごしたそうですが、どうでした?

楽しかったよ! すごく優しくて謙虚だけど、でもやっぱりキース・リチャーズなんだ。酒にもドラッグにも飲まれない。彼の話で最高だったのは、逮捕された時のこと。『警察絡みで厄介なことになったことはあるが、ドラッグではまだない』だってさ。

─ウェンブリー・スタジアムでの公演を記念して、胸に大きなライオンのタトゥを入れたそうですね。

イングランドの紋章は3頭のライオンだから3頭にしようと思ったけど、1頭にした。それだけの話だ。どうしてそれが騒ぎになってるのかがわからない。クソみたいなタトゥをしてる人はいっぱいいる。読めもせず、意味もわからないくせに、ギリシャ語やラテン語で“時は移り変わるが人は変わらない”なんて、アホくさい名言を入れてるんだ。デヴィッド・ベッカムも中国語か何かのクソみたいなタトゥを入れているけど、誰も変だと思わない。でも、僕がイングランド最大の会場でライヴした記念にタトゥーを入れると、変わってると言われるんだ。

─誰が変なタトゥだと言ってるのですか?

どのニュースでも、どう変なのかばかりだったよ。マスコミがこれほど僕に興味を持ったことはなかった。だけど、本当にわからないんだ。何も面白いことはしてないのに。ジャスティン・ビーバーの記事を読むと、『なんて楽しいヤツだ』って思う。でも僕の場合は、『エドの野郎がワインを買ってやがった』程度だろ。なぜ気になるんだ? 最近はずっと、マスコミを馬鹿にするようなことばかりしていた。だって、書くべきことを書いてくれないからね。自分では、ウェンブリーでのライヴは本当に大きな実績になったと思っているのに。間違ったことに目が行きすぎなんだよ。
Translation by Yukari Urade

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